お肌の乾燥やドライアイ、ウイルス感染予防にも!オフィスの乾燥対策

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空調のよく効いたオフィス内では、乾燥による肌や喉の不快感、また目の渇きなどを感じることが少なくない。こうした乾燥から身を守るため、加湿器を設置したり、こまめに水分補給をしたりなど、すでに様々な乾燥対策に取り組んでいる方も多いだろう。ここでは今一度、自身で簡単にできる乾燥対策や便利グッズについてまとめていきたい。

 

乾燥の原因

オフィスが乾燥してしまう原因には様々な理由が挙げられる。たとえば、オフィスでは年中エアコンを使用していることが多く、ただでさえ乾燥しやすい環境であることに加え、オフィスビルなどの場合は建物自体の気密性が高く、窓を開けて空気を総入れ替えできる機会がほとんどない。また、給湯室など以外には水場が少なかったり、パソコンなどの精密機械への影響を考え積極的な加湿を避けていたりするオフィスもあるだろう。さらに、オフィス内には熱を発するパソコンなどの電化製品や、湿気を吸収する紙類が多く置かれていることもその原因の一つと言える。

 

乾燥によるデメリット

一般的に、人間にとって適切な湿度は40~60%と言われている。そして湿度30%を下回り乾燥が進むと、ウイルスの働きが活発になり、風邪やインフルエンザの感染率が上がる。乾燥による弊害はほかにも、ドライアイをはじめ、肌のゴワつきやしわの発生、炎症やかゆみの誘発など様々。さらに、メイクが崩れやすくなったり、静電気で髪の毛がパサついたりなど、女性にとって喜ばしくないことも多くある。オフィスでの生活が1日の大半を占めるような方は、今すぐにでもぜひ乾燥対策に取り組みたいものだ。

 

自身でできる対策

こまめな水分補給

ここまでオフィスの乾燥の原因とデメリットについて確認してきたが、それでは、自身でできる乾燥対策にはどういったものがあるだろうか。
最も有効で、手軽な方法の一つとして挙げたいのが「水分補給」だ。普段、仕事中にあまり水分を摂らないという人も少なくないかもしれない。しかし、乾燥から身を守るためには、「喉が渇いた」と感じる以前からこまめな水分補給を意識することが大切だ。手元には常に飲料を用意しておき、気付いたときに少しずつでも水分を摂取するようにしよう。

 

目や肌への保湿ケア

乾燥した環境の中でパソコンなどを長時間見ていると、目が渇き、充血したり痛みを感じたりすることも。そんなときは、薬局や医師などから手に入るドライアイ専用の点眼薬を使用したい。その際、充血除去成分や防腐剤が含まれていない「人口涙液型点眼剤」を使うのが安心だ。
肌の乾燥には、いつものスキンケアに、オイルやヒアルロン酸、セラミドなどが配合されたパックなどを追加するのも効果的。仕事中は、メイクの上から保湿できるミストタイプの化粧水や乳液が便利だろう。また、あぶらとり紙は必要な油分まで取ってしまう場合もあるため、どうしても気になる場合はティッシュで軽く押さえる程度にしておくとよい。
目の周りの皮膚の乾燥には、顔用のクリームでは刺激が強い場合があるため、やはり専用のアイクリームを選びたいものだ。

 

マスクの装着

マスクは、風邪予防や花粉症対策などのために使用する場合が多いが、自身の呼気で口や鼻の周り、喉などの保湿もできるため、乾燥対策にも一役買ってくれる。マスクの間に湿らせたシートなどを挟む、いわゆる「濡れマスク」なども市販されているので、特に乾燥が気になる際には利用してみよう。

 

デスク周りの加湿

家庭で洗濯物を部屋干しすると室内の湿度が上がるように、濡らしたタオルやハンカチをデスクに置いたり、コップにお湯や水を入れて置いたりすることは、乾燥対策として非常に手軽で有効だ。水分の蒸発によってわずかながら周囲を加湿することができるうえ、多湿による書類や電化製品への影響もそこまで気にする必要がないため、安心な方法の一つである。

 

観葉植物を置く

加湿器に比べて劇的な効果はないものの、葉の蒸散や、水やりをした鉢土からの水分蒸発を期待して、乾燥対策の一つに観葉植物を取り入れる人も多い。しかし、冬の寒い季節は植物の活動が鈍くなり、蒸散もあまり行われず、水やりもほとんど必要なくなる。その場合、花瓶に花を生けたり、ヒヤシンスやハーブなどの水栽培の植物を育てたりするのも良い方法かもしれない。

 

おすすめの乾燥対策グッズ

オフィスで手軽にできる乾燥対策について紹介してきたが、ここでは乾燥対策に有効なオフィスグッズを紹介していこう。

 

自然気化式ECO加湿器

出典:Amazon
蒸散紙を水で湿らすだけで、簡単にできあがる卓上加湿器。電気を使わず、水と少しのスペースさえあれば使用可能という手軽さが魅力だ。コンパクトながら、給水ボトルを取り付けることで加湿時間を延長することが可能。蒸散紙は別売りで、1~3ヶ月の目安で交換するタイプ。

 

ハイテク保湿マスク

出典:Amazon
機内やホテル客室用とうたわれている商品だが、オフィスの乾燥対策にももちろん効果を発揮。ノーズフィットラインが鼻に密着するため、パソコン作業時にメガネをかけていても曇りにくいのがポイントだ。マスク内には保湿シートも内包。超高性能特殊フィルターも採用し、乾燥対策はもちろん、感染症予防にも効果が期待できるグッズだろう。

高保湿ミスト

出典:Amazon
日中の乾燥が気になる際には、ファンデーションの上からでも使用できるミストタイプの乳液が便利。細かいミストが肌になじみ、メイクを崩さず角層までしっかり潤う。コンパクトな携帯サイズで、持ち運びにも便利だ。

観葉植物「フィカスウンベラータ」

出典:Amazon
ゴムの木の一種で、ハート型の葉が特徴的なウンベラータ。葉の面積が大きく水を吸い上げる力も強いため、枯れにくく、初心者でも育てやすいと人気の高い観葉植物だ。
棚の上に置ける小さめのものから、2m近くある大きなものまでサイズも豊富で、オフィスの広さや置けるスペースによって大きさを検討できるのもポイントが高い。

 

オフィスの乾燥に悩んでいる方にはもちろん、すでに乾燥対策をしている方にとっても、改めて対策を考え直すきっかけになってくれれば嬉しい。一日の大半を過ごすオフィスを今よりもさらに快適にすべく、まずは取り入れやすい手軽なものから対策を始めてみてはいかがだろうか。

 

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