お得が沢山!?オフィスを構えたくなる穴場エリアをご紹介

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起業や事務所の移転を考える際、人気のビジネスエリアと同時に検討していきたいのがオフィス設置の「穴場」エリア。初期費用やランニングコストを抑えられ、浮いた分を事業に投資できる上、通勤やランチタイムの混雑とは無縁、更にその土地ならではの文化に触れられ、取引先との話の種にもなる―。こうした「穴場」ならではの利点は、人気エリアにオフィスを構えるメリットに匹敵、もしくはそれ以上の価値が見い出せることも!?

前回ご紹介したオフィスエリアに続き、ここでは都内でオフィスを構える際に検討したい「穴場」のエリアをご紹介していく。

 

電気とITの地「秋葉原」

戦後の日本文化と経済発展を共に歩んできた「秋葉原」は、かつての電気街やアニメグッズ、キャラクターグッズ専門店の相次ぐ出店で、オタク文化やサブカルチャーの発信地として発展してきた特異なエリア。近年の再開発で駅周辺の利便性が増し、インバウンドに人気の観光地としても一世を風靡している。

2006年、都計画に基づいた「秋葉原クロスフィールド」のオープンにより一気に「IT産業の拠点」となった秋葉原は、情報産業関連企業を中心に大手企業や情報処理系の学校が集まるように。近くの神田明神にはなんと「IT情報安全守護」もあり、IT系の企業には心強い拠り所になっている。JR秋葉原駅と地下鉄日比谷線が連絡し、交通の便もまずまずだ。

 

商業と文化の息づく「京橋」

雅な雰囲気が漂う「京橋」は、江戸時代から商業と文化の街として発展してきたエリア。町人の気さくな気質が今なお宿るアットホームな街には、肩肘張らずに立ち寄ることができる老舗の料理店や、美術館、画廊などを有し、多くの人々に愛され続けている。

日本を代表するビジネス街「日本橋」と、世界的ブティックが並ぶ「銀座」の中間に位置し、JR東京駅まで徒歩圏内という「京橋」は、オンオフ問わず申し分ない立地。2016年11月にオープンした東京メトロ銀座線「京橋駅」に直結する複合施設「京橋エドグラン」の誕生により、今後ますます目が離せないエリアだ。1933年建設の建造物「明治屋京橋ビル」の趣を踏襲したこの「京橋エドグラン」の背面には、超高層のオフィス棟が聳え立つ。国内最高クラスのスペックを誇る洗練されたオフィス空間は、当エリア最大級。新施設誕生でますます便利になる一方、古き良き街並みと人情味を残した「京橋」は、休日にも思わず訪れたくなるような落ち着いた街だ。

 

交通アクセスが魅力の「錦糸町」

かつて飲み屋街のイメージが強かった「錦糸町」エリアだが、2000年代に行われた北口の再開発によってファミリー層を呼び込み、落ち着いた景観を取り戻しつつある地区。東京スカイツリーを一望できる観光名所としても人気が高く、外国人も多く行き交う街だ。南口にはおいしくて安い飲食店がひしめき合い、終業後のサラリーマンたちのオアシスとなっている。

JR総武線快速、JR総武線各駅停車、半蔵門線の3路線が乗り入れる「錦糸町駅」からは、新宿や千葉方面へのアクセスにも事欠かない。半蔵門線を利用し渋谷方面へ、更に東京駅までも電車で約10分と、どこへ行くにも便利な立地がこのエリア最大の魅力だ。これだけの場所ながら、周辺のビジネス街に比べると賃料を大幅に抑えられるのも嬉しいポイント。

 

サブカルの聖地「中野」

大都会新宿からたった一駅で到着する「中野」は、「中野ブロードウェイ」を中心としたサブカルの発信地として長く人々に愛されてきたエリア。今どき珍しいくらいに活気のある商店街「中野サンモール」には、100軒以上のお店が入居し、衣料品から薬品、菓子折りに至るまでバラエティ豊かな商品を見つける事ができる。ジャズバーや趣味のお店などが多くビジネス街のイメージとは程遠いこの街だが、ふたを開けてみると、キリンビール株式会社や東映アニメーション株式会社、株式会社丸井グループなどの歴史ある大手企業が多数集結しているのも特徴的。

JR中央線の他、始発駅として東京メトロ東西線も乗り入れる「中野」。埼京線の利用で大手町、日本橋まで20分足らずで到着し、浦安や西船橋など千葉方面へのアクセスも良好だ。中央線では通勤時「下り電車」の利用なので、ラッシュの混雑とも無縁。快適なビジネスライフが送れそうだ。

 

国際色豊かなビジネス街「神谷町」

大使館が建ち並び外資系の企業が多く進出している「神谷町」は、国際戦略総合特別区域として「アジアヘッドクォーター地区」に国定された新橋・虎ノ門エリアに含まれる国際色豊かなビジネス街。環状2号線の再開発計画により2014年6月に新たなランドマーク「虎ノ門ヒルズ」が開業すると、人々の流入がより活発に。海外からのクライアントの収容にも事欠かないハイスペックなビジネス街に生まれ変わった。

「ゆりかもめ」が乗り入れ、臨海副都心への玄関口ともなる「JR新橋駅」に隣接する「神谷町」。六本木や赤坂方面にも好アクセスという申し分ない立地ながら、賃料は低く抑えられるのも魅力だ。東京タワーのお膝元なので、海外や地方との取引が多い企業はクライアントに喜ばれる事も。

 

場合によっては会社のイメージやあり方を代弁すると言ってもいいほどの大きな影響力を持つオフィスの立地エリア。その土地が持つパワーは少なからず事業の発展を後押ししてくれることも。その土地ならではの歴史や文化の息づかいを感じつつ、会社にとって、社員にとって、最も居心地の良いホームを探していきたい。

 

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