事務所デザイン.COM > 特集記事一覧 > 株式会社ベルチェ アソシエイツの特集記事

特集・読み物

株式会社ベルチェ アソシエイツの特集記事

第10回 【オフィスにデザイン性を!】 株式会社ベルチェ アソシエイツ 代表 ベルチェ ドミニク
事務所デザイン.COM特集記事【オフィスにデザイン性を!】今いるオフィスに満足していらっしゃいますか?廻りを見渡して、何か問題がないか議論されたことはございますか?私どもに依頼されるお客様はそれぞれ多様な問題を抱えています。そして、私どもは様々なシチュエーションで解決を試みて参りました。


日本において多くの企業のオフィス空間は、機能性と費用という指標を優先して考えられてきたようです。会社の顔である受付部分や、来訪者との打合せのためのスペースなどは、会社の理念を表現する場所として少なからず力をかけて来た企業も多い事でしょう。しかし、一部の先見性ある企業は既に次のステージに進みつつあります。


オフィスとは?
オフィスは誰のためのものでしょうか?来訪者、そして社員の為にあると私どもは考えております。オフィス空間はビジネスの現場であり、かつ、一日の多くの時間を過ごす生活空間でもあります。ですから、訪れる人々にとって魅力的であるのはもちろん、働いている人々にとっては、自分の会社と仕事に誇りを持つことができる空間であると同時に、リビングのような快適さも持ち合わせていなければならないと考えております。

そして、人々の活動を支える環境として正しくデザインされた時、喜びや活気を与え、モチベーションを高めるものになると考えております。

ここでいうデザインとはどういう意味でしょうか?狭義、広義の意味があるので具体的なお話にしましょう。

書類や荷物の山から解放されたい。つながれたLAN配線などから自由になりたい。なぜ窓際に部長の席があるのでしょうか?チーム内や上司との意思疎通は上手くいってますか?集中して作業できる場所や、ちょっとリラックスする場所がありますか?一人一台のデスクが必要ですか?今まで常識と思われてきたことが再考されつつあります。働くスタイルが少しずつ変化しているからです。

事務所デザイン.COM特集記事【オフィスにデザイン性を!】

上に書きだしたような願望や疑問はデザインによって解決されるでしょう。
適切な収納を確保し、適切な場所に配置すればオフィスは見違えるようにすっきりします。無線LANを設置すれば自由な位置で仕事を始められます。常に社員が外出するような労働形態であれば、一人一台のデスクではなく大きなテーブルを共同で使ったり、時間差で出勤して一つのデスクを使うことも考えられます。共同で行う作業や集中したい作業など、働く形態に相応しいデスクを作ることもできます。部長が隣に座っていたら、もっと気軽に話しかけられるかも知れません。ミーティングスペースの位置やあり方によって、社員間のコミュニケーションのとりやすさ、そして頻度など、気づかぬうちに影響を与えてしまうでしょう。

事務所デザイン.COM特集記事【オフィスにデザイン性を!】

つまりゾーニングや動線計画を良く練り、諸室の関係性を構築する事もデザインと言えますし、様々な形や素材、色彩による表現、照明などによって変化する光の雰囲気、BGMやプロモーション画像などの音声や映像、こういったものを総動員し適正なバランスを見つけ出す事もデザインと言えます。そして形を与える事以上に、変化していくワークスタイルを再考し、新しい考え方を提供する事もデザインであると私どもは考えております。

事務所デザイン.COM特集記事【オフィスにデザイン性を!】

事務所デザイン.COM特集記事【オフィスにデザイン性を!】

正しいデザインは日々の働く環境に喜びや活力をもたらします。コミュニケーションが高まり、生産性や創造性が向上すれば自ずと個々に自信や誇りを感じて頂け、対外的に企業としての評価・信頼を高める事につながると確信しております。私どもは多くの企業から繰り返しお声を掛けて頂いておりますが、その理由は、デザインの中にこういったエスプリを感じて頂いているからではないかと思うのです。

事務所デザイン.COM特集記事【オフィスにデザイン性を!】会社:株式会社ベルチェ アソシエイツ
住所:東京都港区赤坂2-8-6国際赤坂ビル別館